Dear mom Vol.4
正食のすすめ
さらさら血液と、どろどろ血液の違いわかりますか?
赤血球の命は120日位といわれています。これは、良い赤血球の場合。あまり質の良くない赤血球は1ヶ月位しか寿命がありません。この違いはなんでしょうか。それは、赤血球をつくる素が違うのです。
簡単にいえば、肉、魚、卵でできた赤血球は質が悪く、反対に、未精白の穀物からできた赤血球は、質が良いということです。
血液の質が良いということは、体が健康で、頭も健康(=賢い)ということです。
では、玄米菜食にすればよいのでしょうか。答えはYESです。が、このように皆様にお勧めしている私自身、玄米菜食はその昔、1ヶ月でリタイア。
何しろ、玄米菜食にすると、外での食事が、ままならず(今ほど自然食レストランもありません)。また、食卓のメニューが、毎日同じような・・・。1ヶ月目にかかる頃、玄米ご飯をよくかまずにいい加減にたべたら、胃が痛くなり、ギブアップ。良いものは手間がかかります。玄米菜食をなさっている方は、本当に偉いと感心いたします。
良いのはわかっていてもむずかしい・・・そこで、玄米菜食はできないまでも、食物を摂るについての基礎知識について、皆様にいくつかのポイントをお知らせいたします。
①骨は骨にならない。肉は肉にならない。
こざかなや牛乳でカルシウムはとれますが、それで骨ができるのでしょうか。日本の昔の治療法に、骨粗しょう症の治療はすぎなを摂るとあります。さて、すぎなは植物ですから、カルシウムは含まれません。すぎなに含まれるケイ素が、カルシウムになります。要するに素材としてのカルシウムをとることが大切。タンパク質も然り。炭水化物が体内で吸収され、タンパク質になります。
②献立で、食べ方を工夫する。
バランスよく食べる。ということはどういうことでしょうか。私たちの知っているバランスはカロリーだったり、ビタミン、ミネラルバランスということですが、ここでは陰陽バランスの事を指します。
例えば、秋刀魚を焼いたら大根おろしを添えます。お刺身には大根の千切りをそえます。肉(陽性)料理には、たまねぎじゃがいも、ナス(陰性)などを添えます。また、夏には体を冷やす食べ物(陰性)、冬には体を温める食べ物(陽性)をとります。そう、日本食で昔から伝えられてきたことです。
③身体に聴く
私たちの食べたもので私たちの体ができています。正しい食事をしていれば、健康な体になりますし、間違った食事をすれば、どこかに不調がでてきます。以下いくつかの例をあげます。他にもありますが、ここでは主に肉、魚、砂糖の取りすぎにより、不調のでる場所をあげておきます。
腰痛・・魚類 頭・・砂糖、アルコール 尿路結石・・魚類 背中、肩こり・・肉、魚、砂糖
じんましん、白内障・・魚類 リューマチ、通風・・肉 肝臓・・肉、魚、卵、砂糖、油、化学調味料
病気は、毒がたまったところに出ます。通常は大小便で出し切れるはずが、出ないで残ってしまい、体の不調になります。では、どうしたらよいでしょうか。
④毒消しをする
りんごは肉の毒消し。みかんは魚の毒消し。しいたけは肉魚卵油の毒消し。大根は魚の毒消し。と、いろいろあります。また、梅醤番茶、しいたけスープなども日常とっていただくとよいですね。
参考図書:半断食 リーブル草書 國清擴史著
ポイントはいろいろありますが、ママの愛情のこもったお料理が一番のごちそうです!!あまり、こだわりすぎずに、楽しく♡食事をいただきましょう。
七田式 池袋・大塚・田端教室 代表 市原 美歌