Dear mom Vol.6
「生まれてきてくれて、ありがとう」
近年、胎内記憶(生まれる前の記憶)の調査が目覚ましく進み、生まれる前のことを覚えている子どもが珍しくないことがわかってきました。
その研究によると、子供たちは、ほぼ例外なく「自分でお母さんを選んで生まれてきた」と語っています。子どもはお母さんが大好きで、お母さんに会うために、はるばるこの世に生まれてきたのです。さらに、多くの子どもたちが「お母さんの役に立つために、生まれてきた」と言っています。
そのため、お母さんが子どもの思いを認めて「生まれてきてくれて、ありがとう」という感謝の思いを伝えると、子供は「やっぱり、このお母さんのもとに生まれてきてよかった。お母さんを幸せにして、お母さんの役に立つことができた。自分は自分でいいんだ」という自信をもつことが、できるのです。 魂の人間学 七田眞著より
胎内記憶の話をはじめて知ったとき、私も早速、当時4歳の、自分の息子に質問してみました。
「おなかの中にいた時、どんな感じだった?」
「う~ん、くらかった・・」 えっ!暗い?・・そりゃそうよね、おなかの中暗いもんね(心の声)
「ふ~ん、そう。暗かったの。」そう言いながら内心、ドキッとしていました。そうか、やっぱり、胎内記憶って本当にあるんだ、と。さらに興味をそそられた私は、ちょうど隣家に5歳の子がいたので、そのママに聞いてみました。
「ああ、うちの子ね。体操座りをして、こんな恰好だっだって言うのよ。」・・・やっぱり、本当らしい。
その後、教室の子どもたちからも、いろいろな胎内記憶の話を聞きました。
「生まれる前には雲の上にいたんだよ。そこからエスカレーターがあって、ママのところにおりてきたの。」
これを聞いたとき、その子の語彙にはエスカレーターという言葉はなかったそうです(Yちゃん当時3歳)。
また、Kちゃんは、「私には、お兄ちゃんが二人いるの。だから、私は3番目なの。」と言います。
その子は一人っ子。だから、その子がそのお話を話しているのを聞いたときに空想話なのかなと思いました。ところが、後からお母さんが、実はこの子の前に2回流産をしているのだと打ち明けてくれました。でも、この子には、そんな話は一切したことないそうです。その子はママにこう言ってくれたそうです。「赤ちゃんが、何度もダメになっちゃうから、Kちゃんが来てあげたんだよ。」その言葉通りの、とっても元気いっぱいの生命力溢れるお子さんです。当時、ママは、胎内記憶のことを知らず、うちの子は変なのではと心配していました。
そこで、池川先生の本を、『ママ、生まれる前から大好きだよ!(副題:胎内記憶といのちの不思議)』お勧めしました。副題の通り、胎内記憶の実話満載の本です。池川先生は、現産婦人科医、池川クリニック院長先生。それを読んだ、お母さんの感想は、「胎内記憶を持っている子どもって沢山いるんですね。この本を読んで主人も私もほっとしました。」
池川先生は著書のなかでこう述べています『子どもたちが語る胎内記憶は、私たち大人にとっても、深く考えさせられる内容をふくんでいます。「いのち」という不思議な現象に向きあい、それを深く受けとめ、人間として成長するために必要な智慧が、随所にちりばめられているのです。』
七田式池袋・大塚・田端教室代表 市原 美歌