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Dear ⅿom Vol.11[ 実語教のすすめ ]

Dear mom Vol.11

『実語教のすすめ』

実語教ってご存知ですか?恥ずかしながら、私は近年まで知りませんでした(笑)。

実語教は知らなくても、『学問のすすめ』は皆さまご存じですよね。その『学問のすすめ』の中に、

「『実語教』に、人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり」と、あります。江戸時代、実語教は寺子屋教育で学ばれていました。

以下、齊藤孝さんの「子どもと声に出して読みたい実語教 日本人千年の教科書」より抜粋

この『実語教』は平安時代の終わりにできたといわれています。弘法大師(空海)の作という説もありますが、本当のところはわかりません。

子ども達の教育に使われ、鎌倉時代に世の中に広まって、江戸時代になると寺子屋の教科書となりました。明治時代になっても、しばらく使われていたようです。ですから、だいたい千年近くずっと使われていたことになります。これはすごいことです。

どうして『実語教』がそれほど重宝されてきたのかというと、この中に、人間が世の中で生きていくうえで欠かせない大切な知恵が詰まっていたからです。学びの大切さ、両親・先生・目上の人への礼儀、兄弟・友だち・後輩との付き合い方などについて、たとえ話をまじえながら、やさしく説いているのです。ですから、子どもにもわかりやすかったのでしょう。

昔は、子どもの頃に『実語教』をしっかり学んで自分のものにしてしまえば、自然と立派な大人になれるようになっていたのです。・・中略・・

『実語教』の中には昔の中国に生きた孔子という先生の教えが数多く入っています。孔子には『論語』という有名な本がありますから、これも一緒に読んでみるといいでしょう。また、最初にあげた福沢諭吉先生の『学問のすゝめ』にも目をとおしてみるといいでしょう。『学問のすゝめ』は、『実語教』の内容を新しい時代にあわせて、もう一度わかりやすく書き直したような内容になっています。どちらも基本は「しっかり学んで向上心を持って生きて、世のためになる人になる」ということです。冒頭文より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「この本、子ども達におすすめだよ。」と、知人より紹介されました。とても読みやすく、内容は、是非子ども達に、知ってほしいし、考えてほしいと思う事、満載です。但し、子ども一人で読むとしたら、小学校高学年位でないと難しいかも知れません。

しかし、『論語』や『学問のすすめ』をスラスラ暗唱してくれる、教室の子ども達です。『実語教』の素読も、是非、チャレンジしてみてください!!この本は、素読文のみならず、短い一文ごとに、意味の解説、伝えたい内容がわかりやすく、まとめてあります。基本、子供向けの文章になっていますが、大人が読んでも素養を高めることに役立ちますし(おかげさまで私も)、小さい子ども達には、解説文、例文を大人が咀嚼して伝えやすい文になっています。例えば、

 山高きが故に貴からず 樹有るを以て貴しとす

 これは、世の役に立つ人になろう、と目次がつけてあり、現代語訳と、易しい解説文が、そのまま話して聞かせてもよい様、口語文体で書いてあります。将来、きっと役に立つ本です。どうぞ、一度読んでみてください。

   七田式 池袋・大塚・田端教室 代表 市原 美歌



Dear ⅿom Vol.10 [ 記憶のすすめ・暗唱のすすめ ]

Dear mom Vol.10

 記憶のすすめ・暗唱のすすめ

教室の休み明けでいつも感じることですが、2週間ぶりに会う子ども達は、「成長して大きくなっているな。」と、驚きます。急に暗唱が上手になっていたりします。毎日、子育てに没頭していると、わが子の成長はなかなか気づきにくいものですが、一歩離れた先生の視点で見ると、子どもの成長する力の素晴らしさを、常々感じさせられます。

いつも近くで見ているわが子、たまには他人の目=一歩距離を置いた目で見てみませんか。また新たなわが子の素敵なところ、たくさ~ん見えてくると思いますよ♪

年に一度、池袋・大塚・田端教室では発表会を開催しています。

発表会の目的はいろいろありますが、一つには自分のお子様を客観的にみる良い機会。そしてもう一つは自分のお子様が将来こうなったらいいなと思う素敵なお子様を見て自分のお子様の将来像を描いていただきたいと思って開催しています。

右上の写真は表彰式の一枚です。一教室なので、実際はこの数倍のお子様たちが表彰を受けています。毎年のことながら、本当に驚くほどの成果をあげています。

表彰式では、円周率500桁記憶をはじめ、国旗の記憶、1000コマ記憶、暗唱文集記憶制覇など、目標を達成したお子様たちにトロフィーの授与式を行っています。

発表会の一番初めは、表彰式、たくさんのトロフィーが並ぶ様子は圧巻です。中には、5個も6個も、持ちきれない程のトロフィーをGETする生徒さんもいて、会場からも驚きのどよめきも聞こえてきました。

どうやったら、そんなに沢山の暗唱がこなせるんでしょうか?

その秘訣はなんでしょうか?

という訳で、素晴らしい成果を出されているお母様にインタビューすると・・・、

 「そうですね。やっぱり一番は毎日やることですね。」

♡♡そう、その通り♡♡。まさに、王道に近道はなし。ですね。

そしてもう一つのポイント、暗唱に取り組んでいくと、どんどん、難しい長文になっていきます。が、大丈夫です。ある壁を超えるとみんな覚えるのがとても簡単になっていきます。その経験をすると、子どもも親も暗唱に取り組むのがとても楽になっていきますから。これが右脳学習の醍醐味なんですよね。

ただし、気をつけてくださいね。やりすぎは禁物です。やりすぎて嫌になるくらいなら、足りないくらいが良いのです。何事もよい塩梅で、いい加減にとりくむようにしてください。

また、え~!うちはとても毎日なんて無理!三日坊主です。という親御さん。それでもいいんです。七田先生は、このように言ってました。「三日坊主して、休んでまた始めると四日目からになるからそれでいいんですよ。」(笑)

暗唱の習慣のついたお子様は、記憶するということにまったく抵抗がありません。

つまり、暗記の得意な頭が出来上がるのです。実際、進学塾に行ってもトップクラスです。

発表会では、1,2才児は、体操やリトミックの発表、2才のお子様から小学生まで、学年ごとの発表と、1人1人が暗唱の発表をしました。普段の教室とは違う、大ホールの会場で、少し緊張しながらも、とても上手に発表をしてくれました。子ども達にとって良い成功体験になったと思います。幼少期に身につけてあげたい意欲は、たくさん人に認められ、褒められることによって育っていきます。日頃から、認めて褒める習慣をつけましょう。

七田式 池袋・大塚・田端教室代表 市原 美歌



Dear ⅿom Vol.9 [「脳の強化書」]

Dear mom Vol.9

「脳の強化書」

さて、今回は、脳の強化について。

先日、加藤先生の講義を久しぶりに聞く機会があり、とても興味深く聞かせていただきましたので、今回は、加藤先生の本から「脳の強化書」をご紹介いたします。

加藤先生は脳内科医・・脳の画像を見て、その人の得意分野、不得意分野、性格など、多くの事を診断し、その人に必要なトレーニングなど解析します。発達障害の子どもたちなどへのアプローチもとても素晴らしいものがあります。

先日、TVで、アインシュタインの脳を探せ!という番組がありました。

天才科学者アインシュタインの脳、現存しているんですね。びっくりしました。天才の秘密を解くために、家族の同意を得ず、死後、脳をとりだし、研究したという事でした。脳は細かく切り刻まれ、傷まないように樹脂加工され、多くの写真と共に保存されていました。切り分けられた脳は、ロードマップが作成され(そうまさに脳番地です)、一般人との違いなど、多くのことがわかっています。

よく言われている一般人との違いは、神経伝達の速さの事ですが、神経伝達を早くするには、やはり幼児期の働きかけというのがとても大事です。

20年以上教室をしていますが、早くに教室に来られた子どもほど、反応速度が速いと実感しています。

今日は、本の中からすぐに実践できる脳トレを2つご紹介しまうs。

脳番地・・みなさま、聞いたことがありますか?

わかりやすく言えば、場所によって働きが異なる脳を一枚の「地図」に見立て、その働きごとに「住所(番地)」を割り振ったというわけです。(本文より抜粋)

この本の中には、66の脳トレが紹介されています。その中でもぜひ、皆さまに読んでいただきたいところ、子ども達に実践していただきたいところ、2つご紹介します。文章は略してあります。

37.鉛筆を使って日記を書く(運動系脳番地トレーニングより)

パソコンの普及によって、紙に文字を書く機会はめっきり少なくなりました。しかし、脳への刺激という点では、パソコンは手書きには遠く及びません。鉛筆やペンを使って字を書くと、脳は手の動きを細かく指示しなければならず、広い範囲の脳番地を使います。

なお、筆記具は、ボールペンではなく、鉛筆や万年筆を使うことをおすすめします。鉛筆や万年筆は、書くときに先端を微調整しなければいけません。この微調整が、指先の脳番地トレーニングにはもってこいなのです。

55.映画やドラマのキャラをまねてみる(視覚系脳番地トレーニングより)

面白いことにこの「まね」という行為は、視覚系脳番地に大きな影響を与えるのです。子どもたちがヒーローごっこをするのは、「ウルトラマンや仮面ライダーになりたい」という願望があるからでしょう。・・・つまり「まね」をするために、番組を能動的にみるわけです。

単に「見る」から「見たい」に変わるだけで、脳の働きはまったく異なります。「~される」という状態では脳は受け身のままですが、「~したい」と思うことで、情報を自ら主体的に取得するようになり、結果的に脳が活性化されるのです。

という事は、子ども達のヒーローごっこも能力開発!なんですね(笑)。

七田式 池袋・大塚・田端教室 代表 市原 美歌



Dear ⅿom Vol.8 [「幼児教育のすすめ」 学力は5歳までの親の接し方で決まる・・・]

Dear mom Vol.8

「幼児教育のすすめ」

学力は5歳までの親の接し方で決まる・・・by林 修先生

合格できる子とそうでない子の差は何か?一つ言えるのは、「優秀な子の親には共通したものがある」ということ。それは、親の多くが本好きだ、ということです。家庭で楽しそうに本を読んでいる姿を見て育ってきた子は、高い確率で本好きになり、それが東大合格につながるのです。

・・・(中略)・・・極端な言い方にきこえるかもしれませんが、わが子を東大に入れるかは「5歳までの親の接し方」によるところが大きいということです。

僕個人のことを振り返ってみても、学習能力を高めるうえで一番大きかったのは、3歳から5歳にかけての時期だったといえます。この時期に、文章を読むことがごく自然にできる環境を与えられていたことが大きかったのです。・・・(中略)・・・おかげで読書が楽しくなり、習性となりました。僕の日本語能力の基礎は、この小学校入学前の時期につくられ、脳のスペックが間違いなく大きくなっていったと思います。

同一に扱うのは僭越ですが、ノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士も似たようなことをおっしゃっています。

博士は4,5歳ぐらいから祖父に漢籍の素読を習っています。正座させられ厳しく。後年「私はこのころに漢籍を素読したことが決して無駄とは思わない。意味もわからず素読を繰り返すうちに漢字に慣れ、その後の読書を容易にしてくれた。・・・(後略)・・・

 緊張と弛緩があるゆたかな関係が大事

僕がいいと思うのは、テレビアニメの「ちびまる子ちゃん」の家庭。まる子ちゃんは、お母さんには厳しく叱られ、お姉ちゃんとは結構厳しいライバル関係だけど、友蔵じいちゃんとはクダラナイことばかり言い合っている。この冗談が言い合える人間関係ってけっこう大切なのです。家庭や生活環境の中に、緊張と弛緩がほどよいバランスで存在することになり、それが人格形成にも貢献していくからです。       プレジデントFamily 小学生からの知育大百科 2015年版より抜粋

 

今やメディアでも引っ張りだこのの林先生。「東大に入れる方法」のお題のなかで、大切なのは、

「5歳までの親の接し方」と書いています。やはり教育者はよくわかってらっしゃると思いました。実際、塾に通うようになってから、記憶力をよくしようとしても、難しいのです。なぜなら、能力開発は、10歳まででほぼ100%脳の発達が終了してしまうからです。そして、小学校からの勉強は、能力開発ではなくほとんどが、知識のつめこみになるため、入れるための器(林先生はスペックと呼んでいる)を拡げることのできる最適な期間=幼児期なのです。実際、教室の生徒さんで、お兄ちゃんが中学受験で苦労して、よくできる同級生たちは、みな幼児教育を受けていたということがわかり、下の子は苦労しないようにと、教室に来られた方もおられます。

親の接し方=賢くなる環境をいかに幼児期に整えるか。。ということです。以前、やはり、カリスマ中学塾の先生が講演会で言っていました。幼児教育を受けて育ったお子様と小学校に入ってから勉強を始めたお子様と何が一番違うか?幼児教育を受けた子は「勉強が好き!!」と言ってくれるそうです。だから、スタートラインが違うんです。と話されていました。

やっぱり、幼児教育は素晴らしいですね。これからも、皆様の子育てを、楽しく応援する情報を発信していきます。お楽しみに♪

七田式 池袋・大塚・田端 代表 市原 美歌

 



Dear ⅿom Vol.7 [ まずは、やってみる ]

Dear mom Vol.7

 「まずは、やってみる」

夏といえば、夏休みですね。太陽のぎらぎらを浴びると、なぜか、どこかに行きたくなります。子どもの時と違って長期夏休みがあるわけではないのに、どうしてなのでしょうか。やはり、夏休みが楽しかったという幼少期のすりこみがあるからなのでしょうか(笑)。

 

以前TVにて、「ソーラープレーン」を、開発中の、四戸哲さんがいいことを言っておられました。

「少しでも、おもしろそうだなと感じたら、まずは、やってみることが大事。」

日本で唯一の飛行機開発メーカー、四戸さんの工房では、現在、ソーラープレーンを開発中!試運転の様子をNHKが放映していました。太陽光発電のみで翔ぶのは、日本では初だそうです。四戸さんの工房に、学生たちが集っていましたが、なんと手弁当でお手伝いにそして、学びに来ています。

わざわざ何故?その中の航空高専の学生が、「(飛行機の)作り方を勉強したいのに、学校じゃ講義ばかりで作れない。」、と。

それに対して、四戸さんは答えます。

「理論 ⇒ 製作 ⇒ 飛行・・これが、ふつうの順番でしょ。たとえば、料理、カレーにしても、

レシピ⇒ 料理 ⇒ 食べる・・理論はレシピで、学校の講義ではこれを学ぶけど、レシピだけわかっても、食べてみなくちゃ味わえないのと同じで、飛んでみないとわからない。だから、まず、食べてみる。飛んでみる。これが大事。自分の飛行機が飛んだ時、仕事以上の感動があるんだよね。」

確かに、その通り!!

人が動く原動力は感動ですよね。子ども達をみていると、子ども達に教えられることが沢山ありますが、その中でも子ども達の、なぜ、なに、どうして?は、大人を辟易させることもあるくらい、子ども達は、本来ヤル気と興味にあふれています。

ですが、時々、こんなご相談を受けることがあります。

「うちの子、ヤル気がなくて・・」「全然、興味を持ってくれないんです。」

実は・・・そういうご相談をされるお母様には共通点があります。

それは、理論(=レシピ)から入ると、いうことです。

たとえば、カレーを食べたことのない人に対して、延々とレシピの説明をしても、カレーの美味しさは伝わらりません。「おいしいのよ~♪」の一言のほうが、興味がわきますし、絶品カレーを食べさせて、「どうしてこんなにおいしいのかな?」と感動すると、がぜん興味をもってくれます。

ですから、まず、食べる、飛ぶ(=体験)から入って下さい。要するに、面白そう!楽しそう!やってみたい!と、子どもに思わせてあげましょう。

夏休みこそ、やる気を育てる、いろいろな体験ができるチャンスです!

まだ経験値の少ないお子様たちにとって実体験をするということは、とても大事なことです。特に、これに興味を持ってほしいなと思うものには、ママやパパの感動を添えて伝えてあげてください。

七田式には、三種の神器があります。(詳しくは担当の先生に聞いてください)

「愛・厳しさ・信頼」

そして、もう一つ、三の神器があります。

ごい! てき! ばらしい!」・・・ちょっと、ジョークがはいっていますが(笑)

たくさ~ん使って、ヤル気にあふれる子どもたちを育てていきましょうね。

                             池袋・大塚・田端教室代表 市原 美歌 

 



Dear ⅿom Vol.6 [生まれてきてくれて、ありがとう]

Dear mom Vol.6

「生まれてきてくれて、ありがとう」 

近年、胎内記憶(生まれる前の記憶)の調査が目覚ましく進み、生まれる前のことを覚えている子どもが珍しくないことがわかってきました。

その研究によると、子供たちは、ほぼ例外なく「自分でお母さんを選んで生まれてきた」と語っています。子どもはお母さんが大好きで、お母さんに会うために、はるばるこの世に生まれてきたのです。さらに、多くの子どもたちが「お母さんの役に立つために、生まれてきた」と言っています。

そのため、お母さんが子どもの思いを認めて「生まれてきてくれて、ありがとう」という感謝の思いを伝えると、子供は「やっぱり、このお母さんのもとに生まれてきてよかった。お母さんを幸せにして、お母さんの役に立つことができた。自分は自分でいいんだ」という自信をもつことが、できるのです。                            魂の人間学 七田眞著より

胎内記憶の話をはじめて知ったとき、私も早速、当時4歳の、自分の息子に質問してみました。

「おなかの中にいた時、どんな感じだった?」

「う~ん、くらかった・・」 えっ!暗い?・・そりゃそうよね、おなかの中暗いもんね(心の声)

「ふ~ん、そう。暗かったの。」そう言いながら内心、ドキッとしていました。そうか、やっぱり、胎内記憶って本当にあるんだ、と。さらに興味をそそられた私は、ちょうど隣家に5歳の子がいたので、そのママに聞いてみました。

「ああ、うちの子ね。体操座りをして、こんな恰好だっだって言うのよ。」・・・やっぱり、本当らしい。

その後、教室の子どもたちからも、いろいろな胎内記憶の話を聞きました。

「生まれる前には雲の上にいたんだよ。そこからエスカレーターがあって、ママのところにおりてきたの。」

これを聞いたとき、その子の語彙にはエスカレーターという言葉はなかったそうです(Yちゃん当時3歳)。

また、Kちゃんは、「私には、お兄ちゃんが二人いるの。だから、私は3番目なの。」と言います。

その子は一人っ子。だから、その子がそのお話を話しているのを聞いたときに空想話なのかなと思いました。ところが、後からお母さんが、実はこの子の前に2回流産をしているのだと打ち明けてくれました。でも、この子には、そんな話は一切したことないそうです。その子はママにこう言ってくれたそうです。「赤ちゃんが、何度もダメになっちゃうから、Kちゃんが来てあげたんだよ。」その言葉通りの、とっても元気いっぱいの生命力溢れるお子さんです。当時、ママは、胎内記憶のことを知らず、うちの子は変なのではと心配していました。

そこで、池川先生の本を、『ママ、生まれる前から大好きだよ!(副題:胎内記憶といのちの不思議)』お勧めしました。副題の通り、胎内記憶の実話満載の本です。池川先生は、現産婦人科医、池川クリニック院長先生。それを読んだ、お母さんの感想は、「胎内記憶を持っている子どもって沢山いるんですね。この本を読んで主人も私もほっとしました。」

池川先生は著書のなかでこう述べています『子どもたちが語る胎内記憶は、私たち大人にとっても、深く考えさせられる内容をふくんでいます。「いのち」という不思議な現象に向きあい、それを深く受けとめ、人間として成長するために必要な智慧が、随所にちりばめられているのです。』

 七田式池袋・大塚・田端教室代表 市原 美歌

 



Dear ⅿom Vol.5 [暗唱のすすめ]

Dear mom Vol.5

暗唱のすすめ

記憶:過去に経験した事の印象や一度意識に止めた事の内容が脳裏にとどめられ、随時再現出来る状態にある(ようにする)こと。また、その内容。 新明和国語辞典より

記憶には、右脳記憶と左脳記憶があります。イメージ記憶や写真記憶というのが右脳記憶、文字認識や言語の記憶は左脳記憶です。

そして、なんと、右脳の記憶力は、左脳の100万倍、200万倍ともいわれています。さあ、その、能力を活用しない手はありませんよね。

それでは、どうしたらよいでしょうか。

右脳の能力を開くのにはいろいろな方法があります。その中で一番お家で実行できて簡単な方法が、暗唱です。右脳優位の子ども時代にしっかりと暗唱をさせること、これがキーポイントです。

「え~でも、うちの子なかなか覚えようとしてくれないんです・・・・。」

いえいえ、お母さん!ちょっと待ってください。暗唱というと、覚えるものと皆さんカン違いしています。確かに覚えることもひとつの目的ではありますが、七田の暗唱は、記憶の回路作りのためにするんですよ。

記憶の回路さえ開ければ、覚えようとした事がすっと覚えられ、そして、長~く覚えている事ができ、いつでも思い出す事のできる素晴らしい頭脳の持ち主になります。こんな頭だったら、私も欲しい!!(笑)。

では、暗唱のポイントです。

1.まず、繰り返し繰り返し、読んであげましょう。読んであげるのが難しい場合は、(漢詩など)CDを活用しましょう。聴覚から、入っていくのがポイントです。

2.次に、文章を読みましょう。ただし、子どもに読ませるのではなく、CDと一緒に、もしくはお母さんといっしょに読みます。このとき、指差しはしない事。また、子どもが間違えても、指摘したり、叱らない事。

3.すらすら読めるようになったら、文章をよみながら、2倍速で、言わせます。「ママの真似して、こんなふうにいえるかな。」と、面白そうに言ってみせる。

4.文章なしで、暗唱させる。

このような順番で暗唱をおしえてあげましょう。覚えさせようとするのではなく、繰り返し、繰り返しインプットします。聴覚から入るのが一番右脳の回路が開きやすく、お家でも練習しやすいです。たとえ、お子様が発表を嫌がったにしても無理強いはしないようにしましょう。自信がついてくれば自然に発表したくなるものです。また、お家での練習は、楽しくするようにしましょう。お母さんが楽しそうにしていれば、子どもは暗唱が好きになります。ひとつ出来たら、たくさんほめてあげましょう。子どもはほめてもらう事で、やる気がでます。

暗唱が得意になると、英語学習にも役立ちます。記憶の回路を開いたお子様は、英語の暗唱を簡単にやってのけます。聴覚記憶が育っているので、覚える事がとても、簡単にできるのです。

ポイントはそう、楽し~く♪取り組むことです。

七田式 池袋・大塚・田端教室 代表 市原 美歌

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当時(江戸時代)、全国に三万六千以上の寺子屋があり、そこでは『論語』をはじめとする「四書五経」の素読を教えていたものです。そのために、当時の日本人は非常に記憶の質の良い国民であり、多くの優れた人物が育ったものでした。その教育法が失われていったのは、かえすがえすも残念なことです。

今こそ、昔の良き教育法を取り戻し、さらに現代社会で求められている「心の教育」と「魂の教育」を加えて、日本の教育を根底から変えていくことが大切ではないでしょうか。

「魂の人間学」七田眞より抜粋

 



Dear ⅿom Vol.4 [正食のすすめ]

Dear mom Vol.4

正食のすすめ

さらさら血液と、どろどろ血液の違いわかりますか?

赤血球の命は120日位といわれています。これは、良い赤血球の場合。あまり質の良くない赤血球は1ヶ月位しか寿命がありません。この違いはなんでしょうか。それは、赤血球をつくる素が違うのです。

簡単にいえば、肉、魚、卵でできた赤血球は質が悪く、反対に、未精白の穀物からできた赤血球は、質が良いということです。

血液の質が良いということは、体が健康で、頭も健康(=賢い)ということです。

では、玄米菜食にすればよいのでしょうか。答えはYESです。が、このように皆様にお勧めしている私自身、玄米菜食はその昔、1ヶ月でリタイア。

何しろ、玄米菜食にすると、外での食事が、ままならず(今ほど自然食レストランもありません)。また、食卓のメニューが、毎日同じような・・・。1ヶ月目にかかる頃、玄米ご飯をよくかまずにいい加減にたべたら、胃が痛くなり、ギブアップ。良いものは手間がかかります。玄米菜食をなさっている方は、本当に偉いと感心いたします。

良いのはわかっていてもむずかしい・・・そこで、玄米菜食はできないまでも、食物を摂るについての基礎知識について、皆様にいくつかのポイントをお知らせいたします。

①骨は骨にならない。肉は肉にならない。

こざかなや牛乳でカルシウムはとれますが、それで骨ができるのでしょうか。日本の昔の治療法に、骨粗しょう症の治療はすぎなを摂るとあります。さて、すぎなは植物ですから、カルシウムは含まれません。すぎなに含まれるケイ素が、カルシウムになります。要するに素材としてのカルシウムをとることが大切。タンパク質も然り。炭水化物が体内で吸収され、タンパク質になります。

②献立で、食べ方を工夫する。

バランスよく食べる。ということはどういうことでしょうか。私たちの知っているバランスはカロリーだったり、ビタミン、ミネラルバランスということですが、ここでは陰陽バランスの事を指します。

例えば、秋刀魚を焼いたら大根おろしを添えます。お刺身には大根の千切りをそえます。肉(陽性)料理には、たまねぎじゃがいも、ナス(陰性)などを添えます。また、夏には体を冷やす食べ物(陰性)、冬には体を温める食べ物(陽性)をとります。そう、日本食で昔から伝えられてきたことです。

③身体に聴く

私たちの食べたもので私たちの体ができています。正しい食事をしていれば、健康な体になりますし、間違った食事をすれば、どこかに不調がでてきます。以下いくつかの例をあげます。他にもありますが、ここでは主に肉、魚、砂糖の取りすぎにより、不調のでる場所をあげておきます。

腰痛・・魚類  頭・・砂糖、アルコール  尿路結石・・魚類  背中、肩こり・・肉、魚、砂糖

じんましん、白内障・・魚類  リューマチ、通風・・肉 肝臓・・肉、魚、卵、砂糖、油、化学調味料

病気は、毒がたまったところに出ます。通常は大小便で出し切れるはずが、出ないで残ってしまい、体の不調になります。では、どうしたらよいでしょうか。

④毒消しをする

りんごは肉の毒消し。みかんは魚の毒消し。しいたけは肉魚卵油の毒消し。大根は魚の毒消し。と、いろいろあります。また、梅醤番茶、しいたけスープなども日常とっていただくとよいですね。

参考図書:半断食 リーブル草書  國清擴史著

ポイントはいろいろありますが、ママの愛情のこもったお料理が一番のごちそうです!!あまり、こだわりすぎずに、楽しく♡食事をいただきましょう。

七田式 池袋・大塚・田端教室 代表 市原 美歌

 



Dear ⅿom Vol.3 [生命力]

Dear mom Vol.3

生命力

「奇跡のリンゴ」 2013年映画化されていたのですが、先日、ようやく 鑑賞致しました。

ご存じの方も多いと思います。なんでも、この無農薬リンゴ・・20年待ちのレアものなんです!

とにかく美味しいらしい!ぜひ食べてみた~い!  ・・は、さておき、

最近は木村さん、全国どころか、世界中を飛び回って、奇跡の農法を教えてまわっているとのこと。そういえば市場にも奇跡の~シリーズ増えましたよね。

映画の内容は、大筋、原作通りでしたが、リンゴ畑と津軽農家の映像が、本を読むだけより、よく理解することができました。何年か前に本を読んだとき、リンゴの農薬散布の半端でない量を知り、びっくりしました。

年に10回以上も散布しなければできないリンゴ・・その無農薬栽培に挑戦した木村さん。そして苦節11年で「絶対不可能」を「可能」に。

成功の秘訣は、あきらめない心だったり、言葉がけだったり、たくさんあるとおもいますが、その中で今回はひとつ、「観察力」をあげたいと思います。「すべて観察からはじまる」これは、木村さんの著書:リンゴが教えてくれたことの第6章の題となっています。そしてその章の冒頭に「自然を見る、それも長く観察するということは、百姓仕事にとって一番大事なことです。」とあります。

これは、子育てにも、共通していえる事、ではないでしょうか。だって、「子どもを見る、それも長く観察するということは、親業にとって一番大事なことです。」・・どうですか?なかなかしっくりしてるでしょう。

本の中に、キュウリのひげの話が出てきます。ひげの前に指を出すと、巻きつく人と巻きつかない人がいるそうです。しかし、5,6歳の子どもは全員巻きつくそうです。まるで、キュウリにやさしい人だとか欲深いとか判定されているかのようだと。そして、木村さんはこう続けます。

植物はものを言いませんが、人間が言葉をわからないだけで、キュウリやトマト、イネ、白菜、キャベツも、すべての植物はきっと話かけているのではないかと思います。このことは見えない世界だから正しいかどうか分かりません。でも、キュウリだけは巻きつく巻きつかないがはっきり現れます。(本文より抜粋)

子どもたちも同じだと思います。子どもは、子ども好きなひとはすぐに見抜いて寄っていきますよね。木村さんのリンゴ育ての奮闘記は、子育てに参考になることが沢山つまっているなと思います。なぜなら、木村さんのリンゴ育ては、リンゴの木を観察しながら、リンゴがその生命力を最大限に活かせる環境づくりをしているのです。そしてその結果、台風にあっても負けないリンゴが出来上がりました。他の農家は壊滅的な被害(1991秋)を受けたというのにです。

どうしででしょうか、そのコツは? 以下、「奇跡のリンゴ」最終章より抜粋

おそらく最大の理由は、畑に余分な栄養分が存在していないからだろうと木村はいう。(中略)肥料を与えれば、確かにリンゴの実は簡単に大きくなる。けれど、リンゴの木からすれば、安易に栄養が得られるめに、地中深く根をはり巡らせなくてもいいということになる。(中略)現代の子ども達に免疫系の疾患が増えていることは周知のことだが、肥料を与えすぎたリンゴの木にも似たことが起きるのではないか。(中略)木村の畑のリンゴの木は、調べてみると20メートル以上も根を伸ばしていた。地上の枝や葉を見ればさほどの違いはないが、地下の根を見れば、まるで別の生き物である。(後略)

参考文献:奇跡のリンゴ 幻冬舎 リンゴが教えてくれたこと 日経新聞出版社

私たちも、木村さんの美味しいリンゴのような、生命力あふれる元気な子どもを育てていきたいですね。

七田式 池袋・大塚・田端教室 代表 市原 美歌

 



Dear ⅿom Vol.2 [予防接種っていっぱいあるけど・・?]

Dear mom Vol.2

予防接種っていっぱいあるけど・・?

先日、あるお母様から「先生はワクチン推奨派ですか?それとも受けない派ですか?」と質問をされました。自分自身はなるべく受けずにすませたい派ですが、大切なお子様たちにたいして、いい加減に答えるわけにはいけません。そこで改めて、ワクチンについて調べてみました。

私が子育てをしていた約20年前も予防接種ってたくさんあるなあと、感じていましたが、最近ではさらに、増えていました。ヒブ?肺炎球菌?アジュバンド?・・・いったいなんじゃそりゃ?これは情報を整理しないと、と思っていたらある本をご紹介いただきました。

 そこでおすすめの本がこちらです。著者は医学博士の母里啓子(もり・ひろこ)先生。元・国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)免疫学部感染症室長。他省略。

 2013年秋発行で、内容も、漫画が挿入されていたり、読みやすくわかりやすいとおもいます。乳幼児をお持ちのお母様にはぜひ、読んでいただいて、正しい知識を身につけていただけたらと思います。

ちょうど、昨夏、母里先生の講演をききましたら、「予防接種はうけないで!」と断言されていました。接種を勧めてきた私が言うんだから間違いないと。

賢い頭を育てるには、体の健康は欠かせません。むやみに病気を恐れるよりまずは、抵抗力と免疫力を育てることを考えて、予防接種についても正しい知識をもっていきたいですね。

七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室 代表 市原 美歌

 

子どもと親のためのワクチン読本 知っておきたい予防接種 母里 啓子著 双葉社

予防接種のスケジュール表を見て、たくさんの新米お母さんがタメ息をついていることでしょう。

「こんなにたくさんのワクチンをうたなきゃならないの?」、と。

大丈夫。どうぞ安心してください。

そのスケジュール表にある予防接種には、うたなくていいものがたくさんあります。

予防接種は決して強制されてするものではありません。打つ、打たない、の決定権は親にあります。自信を持って、必要な予防接種だけを選んでよいのです。

衛生状態、栄養状態の悪い発展途上国においては、予防接種が必要な場合もあります。でも、今の日本は、豊かで、清潔で、乳児死亡率は世界で一番低い国。危険な病気はどんどん減っているのです。結核もはしかも、いまの日本では死の病ではなくなっているのですから。(巻頭より)

『人間の体は長い長い進化の過程を経て、ここまで出来上がりました。自分自身の体を強くして、病と戦う力をつけておくことが、一番大事なことなのです。』 本文より抜粋

 








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Dear ⅿom Vol.11[ 実語教のすすめ ]

Dear mom Vol.11

『実語教のすすめ』

実語教ってご存知ですか?恥ずかしながら、私は近年まで知りませんでした(笑)。

実語教は知らなくても、『学問のすすめ』は皆さまご存じですよね。その『学問のすすめ』の中に、

「『実語教』に、人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり」と、あります。江戸時代、実語教は寺子屋教育で学ばれていました。

以下、齊藤孝さんの「子どもと声に出して読みたい実語教 日本人千年の教科書」より抜粋

この『実語教』は平安時代の終わりにできたといわれています。弘法大師(空海)の作という説もありますが、本当のところはわかりません。

子ども達の教育に使われ、鎌倉時代に世の中に広まって、江戸時代になると寺子屋の教科書となりました。明治時代になっても、しばらく使われていたようです。ですから、だいたい千年近くずっと使われていたことになります。これはすごいことです。

どうして『実語教』がそれほど重宝されてきたのかというと、この中に、人間が世の中で生きていくうえで欠かせない大切な知恵が詰まっていたからです。学びの大切さ、両親・先生・目上の人への礼儀、兄弟・友だち・後輩との付き合い方などについて、たとえ話をまじえながら、やさしく説いているのです。ですから、子どもにもわかりやすかったのでしょう。

昔は、子どもの頃に『実語教』をしっかり学んで自分のものにしてしまえば、自然と立派な大人になれるようになっていたのです。・・中略・・

『実語教』の中には昔の中国に生きた孔子という先生の教えが数多く入っています。孔子には『論語』という有名な本がありますから、これも一緒に読んでみるといいでしょう。また、最初にあげた福沢諭吉先生の『学問のすゝめ』にも目をとおしてみるといいでしょう。『学問のすゝめ』は、『実語教』の内容を新しい時代にあわせて、もう一度わかりやすく書き直したような内容になっています。どちらも基本は「しっかり学んで向上心を持って生きて、世のためになる人になる」ということです。冒頭文より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「この本、子ども達におすすめだよ。」と、知人より紹介されました。とても読みやすく、内容は、是非子ども達に、知ってほしいし、考えてほしいと思う事、満載です。但し、子ども一人で読むとしたら、小学校高学年位でないと難しいかも知れません。

しかし、『論語』や『学問のすすめ』をスラスラ暗唱してくれる、教室の子ども達です。『実語教』の素読も、是非、チャレンジしてみてください!!この本は、素読文のみならず、短い一文ごとに、意味の解説、伝えたい内容がわかりやすく、まとめてあります。基本、子供向けの文章になっていますが、大人が読んでも素養を高めることに役立ちますし(おかげさまで私も)、小さい子ども達には、解説文、例文を大人が咀嚼して伝えやすい文になっています。例えば、

 山高きが故に貴からず 樹有るを以て貴しとす

 これは、世の役に立つ人になろう、と目次がつけてあり、現代語訳と、易しい解説文が、そのまま話して聞かせてもよい様、口語文体で書いてあります。将来、きっと役に立つ本です。どうぞ、一度読んでみてください。

   七田式 池袋・大塚・田端教室 代表 市原 美歌



Dear ⅿom Vol.10 [ 記憶のすすめ・暗唱のすすめ ]

Dear mom Vol.10

 記憶のすすめ・暗唱のすすめ

教室の休み明けでいつも感じることですが、2週間ぶりに会う子ども達は、「成長して大きくなっているな。」と、驚きます。急に暗唱が上手になっていたりします。毎日、子育てに没頭していると、わが子の成長はなかなか気づきにくいものですが、一歩離れた先生の視点で見ると、子どもの成長する力の素晴らしさを、常々感じさせられます。

いつも近くで見ているわが子、たまには他人の目=一歩距離を置いた目で見てみませんか。また新たなわが子の素敵なところ、たくさ~ん見えてくると思いますよ♪

年に一度、池袋・大塚・田端教室では発表会を開催しています。

発表会の目的はいろいろありますが、一つには自分のお子様を客観的にみる良い機会。そしてもう一つは自分のお子様が将来こうなったらいいなと思う素敵なお子様を見て自分のお子様の将来像を描いていただきたいと思って開催しています。

右上の写真は表彰式の一枚です。一教室なので、実際はこの数倍のお子様たちが表彰を受けています。毎年のことながら、本当に驚くほどの成果をあげています。

表彰式では、円周率500桁記憶をはじめ、国旗の記憶、1000コマ記憶、暗唱文集記憶制覇など、目標を達成したお子様たちにトロフィーの授与式を行っています。

発表会の一番初めは、表彰式、たくさんのトロフィーが並ぶ様子は圧巻です。中には、5個も6個も、持ちきれない程のトロフィーをGETする生徒さんもいて、会場からも驚きのどよめきも聞こえてきました。

どうやったら、そんなに沢山の暗唱がこなせるんでしょうか?

その秘訣はなんでしょうか?

という訳で、素晴らしい成果を出されているお母様にインタビューすると・・・、

 「そうですね。やっぱり一番は毎日やることですね。」

♡♡そう、その通り♡♡。まさに、王道に近道はなし。ですね。

そしてもう一つのポイント、暗唱に取り組んでいくと、どんどん、難しい長文になっていきます。が、大丈夫です。ある壁を超えるとみんな覚えるのがとても簡単になっていきます。その経験をすると、子どもも親も暗唱に取り組むのがとても楽になっていきますから。これが右脳学習の醍醐味なんですよね。

ただし、気をつけてくださいね。やりすぎは禁物です。やりすぎて嫌になるくらいなら、足りないくらいが良いのです。何事もよい塩梅で、いい加減にとりくむようにしてください。

また、え~!うちはとても毎日なんて無理!三日坊主です。という親御さん。それでもいいんです。七田先生は、このように言ってました。「三日坊主して、休んでまた始めると四日目からになるからそれでいいんですよ。」(笑)

暗唱の習慣のついたお子様は、記憶するということにまったく抵抗がありません。

つまり、暗記の得意な頭が出来上がるのです。実際、進学塾に行ってもトップクラスです。

発表会では、1,2才児は、体操やリトミックの発表、2才のお子様から小学生まで、学年ごとの発表と、1人1人が暗唱の発表をしました。普段の教室とは違う、大ホールの会場で、少し緊張しながらも、とても上手に発表をしてくれました。子ども達にとって良い成功体験になったと思います。幼少期に身につけてあげたい意欲は、たくさん人に認められ、褒められることによって育っていきます。日頃から、認めて褒める習慣をつけましょう。

七田式 池袋・大塚・田端教室代表 市原 美歌



Dear ⅿom Vol.9 [「脳の強化書」]

Dear mom Vol.9

「脳の強化書」

さて、今回は、脳の強化について。

先日、加藤先生の講義を久しぶりに聞く機会があり、とても興味深く聞かせていただきましたので、今回は、加藤先生の本から「脳の強化書」をご紹介いたします。

加藤先生は脳内科医・・脳の画像を見て、その人の得意分野、不得意分野、性格など、多くの事を診断し、その人に必要なトレーニングなど解析します。発達障害の子どもたちなどへのアプローチもとても素晴らしいものがあります。

先日、TVで、アインシュタインの脳を探せ!という番組がありました。

天才科学者アインシュタインの脳、現存しているんですね。びっくりしました。天才の秘密を解くために、家族の同意を得ず、死後、脳をとりだし、研究したという事でした。脳は細かく切り刻まれ、傷まないように樹脂加工され、多くの写真と共に保存されていました。切り分けられた脳は、ロードマップが作成され(そうまさに脳番地です)、一般人との違いなど、多くのことがわかっています。

よく言われている一般人との違いは、神経伝達の速さの事ですが、神経伝達を早くするには、やはり幼児期の働きかけというのがとても大事です。

20年以上教室をしていますが、早くに教室に来られた子どもほど、反応速度が速いと実感しています。

今日は、本の中からすぐに実践できる脳トレを2つご紹介しまうs。

脳番地・・みなさま、聞いたことがありますか?

わかりやすく言えば、場所によって働きが異なる脳を一枚の「地図」に見立て、その働きごとに「住所(番地)」を割り振ったというわけです。(本文より抜粋)

この本の中には、66の脳トレが紹介されています。その中でもぜひ、皆さまに読んでいただきたいところ、子ども達に実践していただきたいところ、2つご紹介します。文章は略してあります。

37.鉛筆を使って日記を書く(運動系脳番地トレーニングより)

パソコンの普及によって、紙に文字を書く機会はめっきり少なくなりました。しかし、脳への刺激という点では、パソコンは手書きには遠く及びません。鉛筆やペンを使って字を書くと、脳は手の動きを細かく指示しなければならず、広い範囲の脳番地を使います。

なお、筆記具は、ボールペンではなく、鉛筆や万年筆を使うことをおすすめします。鉛筆や万年筆は、書くときに先端を微調整しなければいけません。この微調整が、指先の脳番地トレーニングにはもってこいなのです。

55.映画やドラマのキャラをまねてみる(視覚系脳番地トレーニングより)

面白いことにこの「まね」という行為は、視覚系脳番地に大きな影響を与えるのです。子どもたちがヒーローごっこをするのは、「ウルトラマンや仮面ライダーになりたい」という願望があるからでしょう。・・・つまり「まね」をするために、番組を能動的にみるわけです。

単に「見る」から「見たい」に変わるだけで、脳の働きはまったく異なります。「~される」という状態では脳は受け身のままですが、「~したい」と思うことで、情報を自ら主体的に取得するようになり、結果的に脳が活性化されるのです。

という事は、子ども達のヒーローごっこも能力開発!なんですね(笑)。

七田式 池袋・大塚・田端教室 代表 市原 美歌



Dear ⅿom Vol.8 [「幼児教育のすすめ」 学力は5歳までの親の接し方で決まる・・・]

Dear mom Vol.8

「幼児教育のすすめ」

学力は5歳までの親の接し方で決まる・・・by林 修先生

合格できる子とそうでない子の差は何か?一つ言えるのは、「優秀な子の親には共通したものがある」ということ。それは、親の多くが本好きだ、ということです。家庭で楽しそうに本を読んでいる姿を見て育ってきた子は、高い確率で本好きになり、それが東大合格につながるのです。

・・・(中略)・・・極端な言い方にきこえるかもしれませんが、わが子を東大に入れるかは「5歳までの親の接し方」によるところが大きいということです。

僕個人のことを振り返ってみても、学習能力を高めるうえで一番大きかったのは、3歳から5歳にかけての時期だったといえます。この時期に、文章を読むことがごく自然にできる環境を与えられていたことが大きかったのです。・・・(中略)・・・おかげで読書が楽しくなり、習性となりました。僕の日本語能力の基礎は、この小学校入学前の時期につくられ、脳のスペックが間違いなく大きくなっていったと思います。

同一に扱うのは僭越ですが、ノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士も似たようなことをおっしゃっています。

博士は4,5歳ぐらいから祖父に漢籍の素読を習っています。正座させられ厳しく。後年「私はこのころに漢籍を素読したことが決して無駄とは思わない。意味もわからず素読を繰り返すうちに漢字に慣れ、その後の読書を容易にしてくれた。・・・(後略)・・・

 緊張と弛緩があるゆたかな関係が大事

僕がいいと思うのは、テレビアニメの「ちびまる子ちゃん」の家庭。まる子ちゃんは、お母さんには厳しく叱られ、お姉ちゃんとは結構厳しいライバル関係だけど、友蔵じいちゃんとはクダラナイことばかり言い合っている。この冗談が言い合える人間関係ってけっこう大切なのです。家庭や生活環境の中に、緊張と弛緩がほどよいバランスで存在することになり、それが人格形成にも貢献していくからです。       プレジデントFamily 小学生からの知育大百科 2015年版より抜粋

 

今やメディアでも引っ張りだこのの林先生。「東大に入れる方法」のお題のなかで、大切なのは、

「5歳までの親の接し方」と書いています。やはり教育者はよくわかってらっしゃると思いました。実際、塾に通うようになってから、記憶力をよくしようとしても、難しいのです。なぜなら、能力開発は、10歳まででほぼ100%脳の発達が終了してしまうからです。そして、小学校からの勉強は、能力開発ではなくほとんどが、知識のつめこみになるため、入れるための器(林先生はスペックと呼んでいる)を拡げることのできる最適な期間=幼児期なのです。実際、教室の生徒さんで、お兄ちゃんが中学受験で苦労して、よくできる同級生たちは、みな幼児教育を受けていたということがわかり、下の子は苦労しないようにと、教室に来られた方もおられます。

親の接し方=賢くなる環境をいかに幼児期に整えるか。。ということです。以前、やはり、カリスマ中学塾の先生が講演会で言っていました。幼児教育を受けて育ったお子様と小学校に入ってから勉強を始めたお子様と何が一番違うか?幼児教育を受けた子は「勉強が好き!!」と言ってくれるそうです。だから、スタートラインが違うんです。と話されていました。

やっぱり、幼児教育は素晴らしいですね。これからも、皆様の子育てを、楽しく応援する情報を発信していきます。お楽しみに♪

七田式 池袋・大塚・田端 代表 市原 美歌

 



Dear ⅿom Vol.7 [ まずは、やってみる ]

Dear mom Vol.7

 「まずは、やってみる」

夏といえば、夏休みですね。太陽のぎらぎらを浴びると、なぜか、どこかに行きたくなります。子どもの時と違って長期夏休みがあるわけではないのに、どうしてなのでしょうか。やはり、夏休みが楽しかったという幼少期のすりこみがあるからなのでしょうか(笑)。

 

以前TVにて、「ソーラープレーン」を、開発中の、四戸哲さんがいいことを言っておられました。

「少しでも、おもしろそうだなと感じたら、まずは、やってみることが大事。」

日本で唯一の飛行機開発メーカー、四戸さんの工房では、現在、ソーラープレーンを開発中!試運転の様子をNHKが放映していました。太陽光発電のみで翔ぶのは、日本では初だそうです。四戸さんの工房に、学生たちが集っていましたが、なんと手弁当でお手伝いにそして、学びに来ています。

わざわざ何故?その中の航空高専の学生が、「(飛行機の)作り方を勉強したいのに、学校じゃ講義ばかりで作れない。」、と。

それに対して、四戸さんは答えます。

「理論 ⇒ 製作 ⇒ 飛行・・これが、ふつうの順番でしょ。たとえば、料理、カレーにしても、

レシピ⇒ 料理 ⇒ 食べる・・理論はレシピで、学校の講義ではこれを学ぶけど、レシピだけわかっても、食べてみなくちゃ味わえないのと同じで、飛んでみないとわからない。だから、まず、食べてみる。飛んでみる。これが大事。自分の飛行機が飛んだ時、仕事以上の感動があるんだよね。」

確かに、その通り!!

人が動く原動力は感動ですよね。子ども達をみていると、子ども達に教えられることが沢山ありますが、その中でも子ども達の、なぜ、なに、どうして?は、大人を辟易させることもあるくらい、子ども達は、本来ヤル気と興味にあふれています。

ですが、時々、こんなご相談を受けることがあります。

「うちの子、ヤル気がなくて・・」「全然、興味を持ってくれないんです。」

実は・・・そういうご相談をされるお母様には共通点があります。

それは、理論(=レシピ)から入ると、いうことです。

たとえば、カレーを食べたことのない人に対して、延々とレシピの説明をしても、カレーの美味しさは伝わらりません。「おいしいのよ~♪」の一言のほうが、興味がわきますし、絶品カレーを食べさせて、「どうしてこんなにおいしいのかな?」と感動すると、がぜん興味をもってくれます。

ですから、まず、食べる、飛ぶ(=体験)から入って下さい。要するに、面白そう!楽しそう!やってみたい!と、子どもに思わせてあげましょう。

夏休みこそ、やる気を育てる、いろいろな体験ができるチャンスです!

まだ経験値の少ないお子様たちにとって実体験をするということは、とても大事なことです。特に、これに興味を持ってほしいなと思うものには、ママやパパの感動を添えて伝えてあげてください。

七田式には、三種の神器があります。(詳しくは担当の先生に聞いてください)

「愛・厳しさ・信頼」

そして、もう一つ、三の神器があります。

ごい! てき! ばらしい!」・・・ちょっと、ジョークがはいっていますが(笑)

たくさ~ん使って、ヤル気にあふれる子どもたちを育てていきましょうね。

                             池袋・大塚・田端教室代表 市原 美歌 

 



Dear ⅿom Vol.6 [生まれてきてくれて、ありがとう]

Dear mom Vol.6

「生まれてきてくれて、ありがとう」 

近年、胎内記憶(生まれる前の記憶)の調査が目覚ましく進み、生まれる前のことを覚えている子どもが珍しくないことがわかってきました。

その研究によると、子供たちは、ほぼ例外なく「自分でお母さんを選んで生まれてきた」と語っています。子どもはお母さんが大好きで、お母さんに会うために、はるばるこの世に生まれてきたのです。さらに、多くの子どもたちが「お母さんの役に立つために、生まれてきた」と言っています。

そのため、お母さんが子どもの思いを認めて「生まれてきてくれて、ありがとう」という感謝の思いを伝えると、子供は「やっぱり、このお母さんのもとに生まれてきてよかった。お母さんを幸せにして、お母さんの役に立つことができた。自分は自分でいいんだ」という自信をもつことが、できるのです。                            魂の人間学 七田眞著より

胎内記憶の話をはじめて知ったとき、私も早速、当時4歳の、自分の息子に質問してみました。

「おなかの中にいた時、どんな感じだった?」

「う~ん、くらかった・・」 えっ!暗い?・・そりゃそうよね、おなかの中暗いもんね(心の声)

「ふ~ん、そう。暗かったの。」そう言いながら内心、ドキッとしていました。そうか、やっぱり、胎内記憶って本当にあるんだ、と。さらに興味をそそられた私は、ちょうど隣家に5歳の子がいたので、そのママに聞いてみました。

「ああ、うちの子ね。体操座りをして、こんな恰好だっだって言うのよ。」・・・やっぱり、本当らしい。

その後、教室の子どもたちからも、いろいろな胎内記憶の話を聞きました。

「生まれる前には雲の上にいたんだよ。そこからエスカレーターがあって、ママのところにおりてきたの。」

これを聞いたとき、その子の語彙にはエスカレーターという言葉はなかったそうです(Yちゃん当時3歳)。

また、Kちゃんは、「私には、お兄ちゃんが二人いるの。だから、私は3番目なの。」と言います。

その子は一人っ子。だから、その子がそのお話を話しているのを聞いたときに空想話なのかなと思いました。ところが、後からお母さんが、実はこの子の前に2回流産をしているのだと打ち明けてくれました。でも、この子には、そんな話は一切したことないそうです。その子はママにこう言ってくれたそうです。「赤ちゃんが、何度もダメになっちゃうから、Kちゃんが来てあげたんだよ。」その言葉通りの、とっても元気いっぱいの生命力溢れるお子さんです。当時、ママは、胎内記憶のことを知らず、うちの子は変なのではと心配していました。

そこで、池川先生の本を、『ママ、生まれる前から大好きだよ!(副題:胎内記憶といのちの不思議)』お勧めしました。副題の通り、胎内記憶の実話満載の本です。池川先生は、現産婦人科医、池川クリニック院長先生。それを読んだ、お母さんの感想は、「胎内記憶を持っている子どもって沢山いるんですね。この本を読んで主人も私もほっとしました。」

池川先生は著書のなかでこう述べています『子どもたちが語る胎内記憶は、私たち大人にとっても、深く考えさせられる内容をふくんでいます。「いのち」という不思議な現象に向きあい、それを深く受けとめ、人間として成長するために必要な智慧が、随所にちりばめられているのです。』

 七田式池袋・大塚・田端教室代表 市原 美歌

 



Dear ⅿom Vol.5 [暗唱のすすめ]

Dear mom Vol.5

暗唱のすすめ

記憶:過去に経験した事の印象や一度意識に止めた事の内容が脳裏にとどめられ、随時再現出来る状態にある(ようにする)こと。また、その内容。 新明和国語辞典より

記憶には、右脳記憶と左脳記憶があります。イメージ記憶や写真記憶というのが右脳記憶、文字認識や言語の記憶は左脳記憶です。

そして、なんと、右脳の記憶力は、左脳の100万倍、200万倍ともいわれています。さあ、その、能力を活用しない手はありませんよね。

それでは、どうしたらよいでしょうか。

右脳の能力を開くのにはいろいろな方法があります。その中で一番お家で実行できて簡単な方法が、暗唱です。右脳優位の子ども時代にしっかりと暗唱をさせること、これがキーポイントです。

「え~でも、うちの子なかなか覚えようとしてくれないんです・・・・。」

いえいえ、お母さん!ちょっと待ってください。暗唱というと、覚えるものと皆さんカン違いしています。確かに覚えることもひとつの目的ではありますが、七田の暗唱は、記憶の回路作りのためにするんですよ。

記憶の回路さえ開ければ、覚えようとした事がすっと覚えられ、そして、長~く覚えている事ができ、いつでも思い出す事のできる素晴らしい頭脳の持ち主になります。こんな頭だったら、私も欲しい!!(笑)。

では、暗唱のポイントです。

1.まず、繰り返し繰り返し、読んであげましょう。読んであげるのが難しい場合は、(漢詩など)CDを活用しましょう。聴覚から、入っていくのがポイントです。

2.次に、文章を読みましょう。ただし、子どもに読ませるのではなく、CDと一緒に、もしくはお母さんといっしょに読みます。このとき、指差しはしない事。また、子どもが間違えても、指摘したり、叱らない事。

3.すらすら読めるようになったら、文章をよみながら、2倍速で、言わせます。「ママの真似して、こんなふうにいえるかな。」と、面白そうに言ってみせる。

4.文章なしで、暗唱させる。

このような順番で暗唱をおしえてあげましょう。覚えさせようとするのではなく、繰り返し、繰り返しインプットします。聴覚から入るのが一番右脳の回路が開きやすく、お家でも練習しやすいです。たとえ、お子様が発表を嫌がったにしても無理強いはしないようにしましょう。自信がついてくれば自然に発表したくなるものです。また、お家での練習は、楽しくするようにしましょう。お母さんが楽しそうにしていれば、子どもは暗唱が好きになります。ひとつ出来たら、たくさんほめてあげましょう。子どもはほめてもらう事で、やる気がでます。

暗唱が得意になると、英語学習にも役立ちます。記憶の回路を開いたお子様は、英語の暗唱を簡単にやってのけます。聴覚記憶が育っているので、覚える事がとても、簡単にできるのです。

ポイントはそう、楽し~く♪取り組むことです。

七田式 池袋・大塚・田端教室 代表 市原 美歌

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当時(江戸時代)、全国に三万六千以上の寺子屋があり、そこでは『論語』をはじめとする「四書五経」の素読を教えていたものです。そのために、当時の日本人は非常に記憶の質の良い国民であり、多くの優れた人物が育ったものでした。その教育法が失われていったのは、かえすがえすも残念なことです。

今こそ、昔の良き教育法を取り戻し、さらに現代社会で求められている「心の教育」と「魂の教育」を加えて、日本の教育を根底から変えていくことが大切ではないでしょうか。

「魂の人間学」七田眞より抜粋

 



Dear ⅿom Vol.4 [正食のすすめ]

Dear mom Vol.4

正食のすすめ

さらさら血液と、どろどろ血液の違いわかりますか?

赤血球の命は120日位といわれています。これは、良い赤血球の場合。あまり質の良くない赤血球は1ヶ月位しか寿命がありません。この違いはなんでしょうか。それは、赤血球をつくる素が違うのです。

簡単にいえば、肉、魚、卵でできた赤血球は質が悪く、反対に、未精白の穀物からできた赤血球は、質が良いということです。

血液の質が良いということは、体が健康で、頭も健康(=賢い)ということです。

では、玄米菜食にすればよいのでしょうか。答えはYESです。が、このように皆様にお勧めしている私自身、玄米菜食はその昔、1ヶ月でリタイア。

何しろ、玄米菜食にすると、外での食事が、ままならず(今ほど自然食レストランもありません)。また、食卓のメニューが、毎日同じような・・・。1ヶ月目にかかる頃、玄米ご飯をよくかまずにいい加減にたべたら、胃が痛くなり、ギブアップ。良いものは手間がかかります。玄米菜食をなさっている方は、本当に偉いと感心いたします。

良いのはわかっていてもむずかしい・・・そこで、玄米菜食はできないまでも、食物を摂るについての基礎知識について、皆様にいくつかのポイントをお知らせいたします。

①骨は骨にならない。肉は肉にならない。

こざかなや牛乳でカルシウムはとれますが、それで骨ができるのでしょうか。日本の昔の治療法に、骨粗しょう症の治療はすぎなを摂るとあります。さて、すぎなは植物ですから、カルシウムは含まれません。すぎなに含まれるケイ素が、カルシウムになります。要するに素材としてのカルシウムをとることが大切。タンパク質も然り。炭水化物が体内で吸収され、タンパク質になります。

②献立で、食べ方を工夫する。

バランスよく食べる。ということはどういうことでしょうか。私たちの知っているバランスはカロリーだったり、ビタミン、ミネラルバランスということですが、ここでは陰陽バランスの事を指します。

例えば、秋刀魚を焼いたら大根おろしを添えます。お刺身には大根の千切りをそえます。肉(陽性)料理には、たまねぎじゃがいも、ナス(陰性)などを添えます。また、夏には体を冷やす食べ物(陰性)、冬には体を温める食べ物(陽性)をとります。そう、日本食で昔から伝えられてきたことです。

③身体に聴く

私たちの食べたもので私たちの体ができています。正しい食事をしていれば、健康な体になりますし、間違った食事をすれば、どこかに不調がでてきます。以下いくつかの例をあげます。他にもありますが、ここでは主に肉、魚、砂糖の取りすぎにより、不調のでる場所をあげておきます。

腰痛・・魚類  頭・・砂糖、アルコール  尿路結石・・魚類  背中、肩こり・・肉、魚、砂糖

じんましん、白内障・・魚類  リューマチ、通風・・肉 肝臓・・肉、魚、卵、砂糖、油、化学調味料

病気は、毒がたまったところに出ます。通常は大小便で出し切れるはずが、出ないで残ってしまい、体の不調になります。では、どうしたらよいでしょうか。

④毒消しをする

りんごは肉の毒消し。みかんは魚の毒消し。しいたけは肉魚卵油の毒消し。大根は魚の毒消し。と、いろいろあります。また、梅醤番茶、しいたけスープなども日常とっていただくとよいですね。

参考図書:半断食 リーブル草書  國清擴史著

ポイントはいろいろありますが、ママの愛情のこもったお料理が一番のごちそうです!!あまり、こだわりすぎずに、楽しく♡食事をいただきましょう。

七田式 池袋・大塚・田端教室 代表 市原 美歌

 



Dear ⅿom Vol.3 [生命力]

Dear mom Vol.3

生命力

「奇跡のリンゴ」 2013年映画化されていたのですが、先日、ようやく 鑑賞致しました。

ご存じの方も多いと思います。なんでも、この無農薬リンゴ・・20年待ちのレアものなんです!

とにかく美味しいらしい!ぜひ食べてみた~い!  ・・は、さておき、

最近は木村さん、全国どころか、世界中を飛び回って、奇跡の農法を教えてまわっているとのこと。そういえば市場にも奇跡の~シリーズ増えましたよね。

映画の内容は、大筋、原作通りでしたが、リンゴ畑と津軽農家の映像が、本を読むだけより、よく理解することができました。何年か前に本を読んだとき、リンゴの農薬散布の半端でない量を知り、びっくりしました。

年に10回以上も散布しなければできないリンゴ・・その無農薬栽培に挑戦した木村さん。そして苦節11年で「絶対不可能」を「可能」に。

成功の秘訣は、あきらめない心だったり、言葉がけだったり、たくさんあるとおもいますが、その中で今回はひとつ、「観察力」をあげたいと思います。「すべて観察からはじまる」これは、木村さんの著書:リンゴが教えてくれたことの第6章の題となっています。そしてその章の冒頭に「自然を見る、それも長く観察するということは、百姓仕事にとって一番大事なことです。」とあります。

これは、子育てにも、共通していえる事、ではないでしょうか。だって、「子どもを見る、それも長く観察するということは、親業にとって一番大事なことです。」・・どうですか?なかなかしっくりしてるでしょう。

本の中に、キュウリのひげの話が出てきます。ひげの前に指を出すと、巻きつく人と巻きつかない人がいるそうです。しかし、5,6歳の子どもは全員巻きつくそうです。まるで、キュウリにやさしい人だとか欲深いとか判定されているかのようだと。そして、木村さんはこう続けます。

植物はものを言いませんが、人間が言葉をわからないだけで、キュウリやトマト、イネ、白菜、キャベツも、すべての植物はきっと話かけているのではないかと思います。このことは見えない世界だから正しいかどうか分かりません。でも、キュウリだけは巻きつく巻きつかないがはっきり現れます。(本文より抜粋)

子どもたちも同じだと思います。子どもは、子ども好きなひとはすぐに見抜いて寄っていきますよね。木村さんのリンゴ育ての奮闘記は、子育てに参考になることが沢山つまっているなと思います。なぜなら、木村さんのリンゴ育ては、リンゴの木を観察しながら、リンゴがその生命力を最大限に活かせる環境づくりをしているのです。そしてその結果、台風にあっても負けないリンゴが出来上がりました。他の農家は壊滅的な被害(1991秋)を受けたというのにです。

どうしででしょうか、そのコツは? 以下、「奇跡のリンゴ」最終章より抜粋

おそらく最大の理由は、畑に余分な栄養分が存在していないからだろうと木村はいう。(中略)肥料を与えれば、確かにリンゴの実は簡単に大きくなる。けれど、リンゴの木からすれば、安易に栄養が得られるめに、地中深く根をはり巡らせなくてもいいということになる。(中略)現代の子ども達に免疫系の疾患が増えていることは周知のことだが、肥料を与えすぎたリンゴの木にも似たことが起きるのではないか。(中略)木村の畑のリンゴの木は、調べてみると20メートル以上も根を伸ばしていた。地上の枝や葉を見ればさほどの違いはないが、地下の根を見れば、まるで別の生き物である。(後略)

参考文献:奇跡のリンゴ 幻冬舎 リンゴが教えてくれたこと 日経新聞出版社

私たちも、木村さんの美味しいリンゴのような、生命力あふれる元気な子どもを育てていきたいですね。

七田式 池袋・大塚・田端教室 代表 市原 美歌

 



Dear ⅿom Vol.2 [予防接種っていっぱいあるけど・・?]

Dear mom Vol.2

予防接種っていっぱいあるけど・・?

先日、あるお母様から「先生はワクチン推奨派ですか?それとも受けない派ですか?」と質問をされました。自分自身はなるべく受けずにすませたい派ですが、大切なお子様たちにたいして、いい加減に答えるわけにはいけません。そこで改めて、ワクチンについて調べてみました。

私が子育てをしていた約20年前も予防接種ってたくさんあるなあと、感じていましたが、最近ではさらに、増えていました。ヒブ?肺炎球菌?アジュバンド?・・・いったいなんじゃそりゃ?これは情報を整理しないと、と思っていたらある本をご紹介いただきました。

 そこでおすすめの本がこちらです。著者は医学博士の母里啓子(もり・ひろこ)先生。元・国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)免疫学部感染症室長。他省略。

 2013年秋発行で、内容も、漫画が挿入されていたり、読みやすくわかりやすいとおもいます。乳幼児をお持ちのお母様にはぜひ、読んでいただいて、正しい知識を身につけていただけたらと思います。

ちょうど、昨夏、母里先生の講演をききましたら、「予防接種はうけないで!」と断言されていました。接種を勧めてきた私が言うんだから間違いないと。

賢い頭を育てるには、体の健康は欠かせません。むやみに病気を恐れるよりまずは、抵抗力と免疫力を育てることを考えて、予防接種についても正しい知識をもっていきたいですね。

七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室 代表 市原 美歌

 

子どもと親のためのワクチン読本 知っておきたい予防接種 母里 啓子著 双葉社

予防接種のスケジュール表を見て、たくさんの新米お母さんがタメ息をついていることでしょう。

「こんなにたくさんのワクチンをうたなきゃならないの?」、と。

大丈夫。どうぞ安心してください。

そのスケジュール表にある予防接種には、うたなくていいものがたくさんあります。

予防接種は決して強制されてするものではありません。打つ、打たない、の決定権は親にあります。自信を持って、必要な予防接種だけを選んでよいのです。

衛生状態、栄養状態の悪い発展途上国においては、予防接種が必要な場合もあります。でも、今の日本は、豊かで、清潔で、乳児死亡率は世界で一番低い国。危険な病気はどんどん減っているのです。結核もはしかも、いまの日本では死の病ではなくなっているのですから。(巻頭より)

『人間の体は長い長い進化の過程を経て、ここまで出来上がりました。自分自身の体を強くして、病と戦う力をつけておくことが、一番大事なことなのです。』 本文より抜粋