Dear mom Vol.7
「まずは、やってみる」
夏といえば、夏休みですね。太陽のぎらぎらを浴びると、なぜか、どこかに行きたくなります。子どもの時と違って長期夏休みがあるわけではないのに、どうしてなのでしょうか。やはり、夏休みが楽しかったという幼少期のすりこみがあるからなのでしょうか(笑)。
以前TVにて、「ソーラープレーン」を、開発中の、四戸哲さんがいいことを言っておられました。
「少しでも、おもしろそうだなと感じたら、まずは、やってみることが大事。」
日本で唯一の飛行機開発メーカー、四戸さんの工房では、現在、ソーラープレーンを開発中!試運転の様子をNHKが放映していました。太陽光発電のみで翔ぶのは、日本では初だそうです。四戸さんの工房に、学生たちが集っていましたが、なんと手弁当でお手伝いにそして、学びに来ています。
わざわざ何故?その中の航空高専の学生が、「(飛行機の)作り方を勉強したいのに、学校じゃ講義ばかりで作れない。」、と。
それに対して、四戸さんは答えます。
「理論 ⇒ 製作 ⇒ 飛行・・これが、ふつうの順番でしょ。たとえば、料理、カレーにしても、
レシピ⇒ 料理 ⇒ 食べる・・理論はレシピで、学校の講義ではこれを学ぶけど、レシピだけわかっても、食べてみなくちゃ味わえないのと同じで、飛んでみないとわからない。だから、まず、食べてみる。飛んでみる。これが大事。自分の飛行機が飛んだ時、仕事以上の感動があるんだよね。」
確かに、その通り!!
人が動く原動力は感動ですよね。子ども達をみていると、子ども達に教えられることが沢山ありますが、その中でも子ども達の、なぜ、なに、どうして?は、大人を辟易させることもあるくらい、子ども達は、本来ヤル気と興味にあふれています。
ですが、時々、こんなご相談を受けることがあります。
「うちの子、ヤル気がなくて・・」「全然、興味を持ってくれないんです。」
実は・・・そういうご相談をされるお母様には共通点があります。
それは、理論(=レシピ)から入ると、いうことです。
たとえば、カレーを食べたことのない人に対して、延々とレシピの説明をしても、カレーの美味しさは伝わらりません。「おいしいのよ~♪」の一言のほうが、興味がわきますし、絶品カレーを食べさせて、「どうしてこんなにおいしいのかな?」と感動すると、がぜん興味をもってくれます。
ですから、まず、食べる、飛ぶ(=体験)から入って下さい。要するに、面白そう!楽しそう!やってみたい!と、子どもに思わせてあげましょう。
夏休みこそ、やる気を育てる、いろいろな体験ができるチャンスです!
まだ経験値の少ないお子様たちにとって実体験をするということは、とても大事なことです。特に、これに興味を持ってほしいなと思うものには、ママやパパの感動を添えて伝えてあげてください。
七田式には、三種の神器があります。(詳しくは担当の先生に聞いてください)
「愛・厳しさ・信頼」
そして、もう一つ、三すの神器があります。
「すごい! すてき! すばらしい!」・・・ちょっと、ジョークがはいっていますが(笑)
たくさ~ん使って、ヤル気にあふれる子どもたちを育てていきましょうね。
池袋・大塚・田端教室代表 市原 美歌