Dear mom Vol.32
0歳からの才能開発 七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌のブログです♪
新年あけましておめでとうございます
お正月はゆっくり過ごせましたか? 里帰りをするとなんだかほっとしますね。それは親元に帰るからというだけでなく、故郷に帰るということは、本来の自分を取り戻すという意味もあるそうです。勿論、故郷だけでなく、自分自身を取り戻す方法はたくさんあります。たとえば、お気に入りの本を読む、好きな音楽を聴く、ゆっくりお風呂に入るなど。大掃除、年賀状などもいいですね。年末年始はリセットのチャンス!日常生活で忘れていたことを思い出させてくれます。
というわけで、私もこの休みにスマホにある写真を見直してみました。するとそこには1冊の本の写真がありました。その名は『言志四録(げんししろく)』。キャー!すっかり忘れていました。そうだった、数年前、しちだ教育研究所で、七田先生の蔵書として飾ってあった本、忘れず頼もうと写真にとっておいたんだった!と思い出しました。
いそいで取り寄せ、ページを開くとそこには、とてもいい言葉がありましたので、ご紹介いたします。
少にして学べば、即ち壮にして為すこと有り。
壮にして学べば、即ち老いて衰えず。
老いて学べば、即ち死して朽ちず。
『言志晩録』第六○条 佐藤一斎
少年の時に学んでおけば、壮年になってから役に立ち、何事かを為すことができる。壮年のときに学んでおけば、老年になっても気力が衰えることはない。老年になっても学んでおけば、ますます見識も高くなり、社会に役立つこととなり、死んでからもその名は残る。
佐藤一斎の『言志四録』といえば、誰もが知っている「三学戒」の名文句である。とくに平成十三年五月、小泉首相が教育関連法案を衆議院で論議している中で述べてから、いっそう有名になった。人間が学問し、精進し、さらに学問を重ねれば、一生のそれぞれの季節で花が開くことを教えてくれる。「学問の力」をこれほど端的に表した言葉はない。(本文より 抜粋)
なぜ、人は学ぶのか?その問いに対して明快な答えがありました。この言葉は何度も聞いたり見たりしているのはずなのに、感動がありました。論語と同じく、名文の持つ力とでもいったらいいでしょうか。学ぶっていいな~って、改めて感じさせていただきました。
これで子どもに「なんて勉強するの?」と聞かれたとき、この言葉がつかえますね。「少にして学べば・・・。」な~んて答えたら、とってもかっこいいですね(笑)。
七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌