Dear mom Vol.34
0歳からの才能開発 七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌のブログです♪
スマホになりたい
シンガポールのサイトに投稿された、小学校の先生をしている女性の体験談のご紹介です。
遅い夕食を終え、児童たちから集めた作文をチェックし始めた女性。夫は近くに座って、スマートフォンでお気に入りのゲームアプリを楽しんでいました。
すると、最後の1人が提出した作文に差し掛かったところで、急に女性が泣き始めたのです。
「どうしたの?」 慌てて声を掛ける夫。
「昨日、子どもたちに宿題をだしたの。“自分の願い”というお題で作文を書いてもらったの。
それで、今最後の1つを読んでいたんだけど、これを読んだら泣かずにはいられないわ。」
と、答える女性。
夫がその内容を聞いたところ、女性は静かに作文を読み始めました。
ぼくの願いはスマートフォンになることです。
なぜなら、ぼくのママとパパはスマートフォンがとても大好きだから。
ママとパパはスマートフォンばかりを気にして、ときどきぼくのことを忘れてしまいます。
ぼくのパパが仕事から疲れて帰ってきたとき、パパは僕ではなく、
スマートフォンと時間を過ごします。
ママとパパが大事な仕事をしていてスマートフォンが鳴り出したら、
1回鳴っただけでもすぐに電話に出ます。
ぼくが泣いているときでさえ・・・そんな風にはしてくれないのに。
ママとパパはぼくとではなく、スマートフォンでゲームをして遊びます。
スマートフォンで誰かと話しているとき、ぼくが何か伝えたいことがあっても、
ぼくの話を聞いてくれません。
だから、ぼくの願いはスマートフォンになることです。
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ハッとした夫は感情的になり、急いでこう聞き返しました。
「一体誰がこれをかいたんだい?」
「私たちの息子よ」 女性の答えは、夫が一番聞きたくないものでした。
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大人でも夢中になってしまうスマホ、ましてや子どもなら尚更のこと。ですがその反面、スマホの弊害があることもわかってきています。大人も子どももスマホとの付き合い方を考える必要がありそうです。
“スマホを持っていても1時間未満の使用時間の子は成績が良い”“2時間学習してもスマホのやりすぎの子は全く学習しない子より成績が悪い”等の、実証データもあります。
脳の発達の上では、授乳中のスマホ使用も避けたほうが良さそうです。詳しく知りたい方は、この本を読んでみてくださいね。
七田式 池袋教室・大塚教室・田端教室・鎌倉教室 代表 市原美歌